戸建て住宅で突然水が出なくなると、非常に困惑してしまいますよね。特に原因が分からないと不安が募ります。水道が出ない原因は一つではなく、様々な可能性が考えられます。原因をある程度把握しておくと、慌てずに適切な対処をすることができます。今回は、戸建てで水が出なくなる主な原因とその見分け方についてご紹介します。 最も分かりやすい原因の一つは、「地域の断水」です。水道工事や事故などで、一時的に水道の供給が止まることがあります。これは家全体で水が出なくなるパターンです。お住まいの自治体の水道局のホームページを確認したり、近所の方に聞いてみたりすることで、断水情報を得られることがあります。 次に考えられるのは、「水道料金の滞納による供給停止」です。支払いが遅れてしまうと、水道局によって給水が止められることがあります。この場合も家全体で水が出なくなります。水道局からの通知がないか確認してみましょう。 冬季の特に冷え込む時期に注意したいのが、「水道管の凍結」です。戸建てはマンションに比べて外部に露出した配管が多く、凍結のリスクが高まります。蛇口から水が全く出ない場合や、水の出がチョロチョロと非常に悪い場合は、凍結が疑われます。日当たりの悪い場所や、北側の配管などが凍結しやすい傾向があります。 家全体ではなく、「特定の場所だけ水が出ない」という場合は、その箇所の問題である可能性が高いです。例えば、特定の蛇口だけ水が出ない場合は、その蛇口自体の故障や内部のゴミ詰まり、あるいはその蛇口への給水を一時的に止めている止水栓が閉まっているなどが考えられます。お湯だけが出ない場合は、給湯器の不具合や、給湯側の配管の問題が原因である可能性が高いです。給湯器のリモコンにエラーコードが出ていないか確認してみましょう。 これらの原因以外にも、地中や壁の中といった見えない場所での配管の破損や老朽化、元栓や止水栓の故障なども考えられます。自分で原因が特定できない場合や、凍結など無理な自己対処が危険な場合は、速やかに専門の水道修理業者に相談することが最も確実な解決方法です。
戸建てで水が出ない原因解明ガイド